メルペイは7月13日、フリマアプリ「メルカリ」の売上金を家族や友人に送金できる「おくる・もらう」機能の提供を開始したと発表した。メルカリユーザーに段階的に適用するという。
送金できるのは、メルペイ残高と売上金から購入するポイント(有償ポイント)の2種類で、1円から手数料無料で送ることが可能。送金上限額は、残高で1日あたり10万円まで(1回の送金上限も10万円)、有償ポイントで月あたり5000ポイント(1回の送金上限も5000ポイント)。友人招待やキャンペーン、マイナポイントなどで付与される無償ポイントについては対象外となる。
受け取った残高は、メルカリでの支払いや店舗決済などで利用可能。また、送金相手にメッセージと専用のメッセージカードを添付することができ、イラスト付きやメッセージ付きなど総計24種類のデザインを用意。ラインナップは、順次拡大する予定。
安全対策として送金時に専用プロフィール画面を設定できるほか、売上金を送る際に、送金側・受け取り側双方の本人確認(友だち確認)完了する必要がある。また、「おくる・もらう」機能を使用したマネーロンダリングや不正取引への対策を強化するとしている。
なお、送金機能自体は特段珍しいものではなく、LINE PayやPayPayなど他のスマートフォン決済サービスでは当初から搭載されている機能でもある。このタイミングで機能を提供した理由として、メルペイで本機能の開発リーダーを務めた中村奎太氏によると、「送金機能の需要が顕在化してきたため」という。
メルカリでは、ユーザーアンケートを実施。40%のユーザーが「メルカリで売って得た売上金を身近な人に送りたい」と回答したという。具体的に「誰に送りたいか」について質問したところ、「家族・親族」が65%と一番多く、続いて「友人・知人」(28%)という結果だった。
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