ソニーは7月10日、同社の子会社を通じて、米国のゲーム開発会社のEpic Gamesに、2.5億米ドル(約268億円)の出資を行ったと発表。Epic Gamesの少数持分を取得することに合意したという。なお出資の完了は、関係当局の認可を含む、諸条件を満たすことが条件としている。
Epic Gamesは1991年に設立。世界にヒットしているゲーム「フォートナイト」を運営しているほか、ゲームエンジン「Unreal Engine」を手掛けていることなどで知られている。
これまでも両社ではさまざまな協業を行っているが、今回の出資によりさらに関係を強固にし、最先端のテクノロジー、エンタテインメント、オンラインサービスを発展させるという両社共通のミッションを強化するという。
ソニー株式会社 会長 兼 社長 CEOの吉田憲一郎氏は「Epic Gamesはグラフィックなどの優れた技術を持ち、“Unreal Engine”をはじめとする数々のイノベーションによりゲームエンジンの進化を牽引している。また『フォートナイト』ほどに革新的なエンタテインメント体験の例は他にない。今回の出資を通して、Epic Gamesとの協業のさらなる深 化を模索し、ゲームの分野に限らず、急速に発展しているデジタルエンタテインメントの領域で、ユーザー、そして業界の皆様に喜んでいただけるような価値を提供していく」とコメント。
Epic Games, Inc. ファウンダー CEO ティム・スウィーニー氏は「ソニーとEpic Gamesは両社ともクリエイティビティとテクノロジーが交わる分野でビジネスをしており、ゲーム、映画、音楽を融合させるリアルタイム3Dソーシャルエクスペリエンスに関するビジョンを共有している。私たちは協力して、すべてのユーザーとコンテンツクリエイターに向けて、よりオープンでアクセスしやすいデジタルエコシステムの構築を目指す」と、語っている。
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