NTTドコモは6月8日、MRヘッドセット「Magic Leap 1」を6月19日10時に発売することを発表した。ドコモオンラインショップで予約受付を開始する。価格は税別24万9000円。
Magic Leap 1は、Magic Leap社の軽量なウェアラブルヘッドセットで、モニターがなくても、シームレスにデジタルコンテンツに見て触れられることが特徴。たとえば、自宅のリビングでゲームコンテンツを利用すると、リビングとゲームの世界が融合され、実際のリビングの壁からキャラクターが出てきたり、テーブルの上にキャラクターを置いて歩かせたりと、臨場感のあるコンテンツを楽しめる。
法人利用では、離れた場所にいたとしても、あたかも同じ空間にいるように作業ができるため、メンバーが遠隔地からリアルタイムにファイルを共有して共同で作業したり、実際に体験しながらトレーニングできるプログラムを作成して、従業員が現場で複雑なオペレーションを支援したり、熟練者による遠隔指導をしたりといった活用が可能になるという。
今回販売するMagic Leap 1は、9つのセンサーで空間認識できるグラス「Lightwear」、メモリやバッテリーを搭載したプロセッシングユニット「Lightpack」、6方向の動きに対応したコントローラー「Control」、Lightpack・Control用充電器「Charger」(2個)、Lightpack専用ストラップ「Shoulder Strap」、Lightwearのフィット感を調整するためのキット「Fit kit」のセットモデルとなる。
販売チャネルは、ドコモオンラインショップと全国のドコモ法人営業部門。アクセサリー品については、7月以降に順次販売を開始する予定。また、全国102店舗のドコモショップ5Gコーナーにおいて展示するという(デモは当面の間実施しない)。
なお、Magic Leapをめぐっては、3月に身売りを含む戦略的選択肢を検討していると報じられていたほか、5月28日には同社の共同創業者で最高経営責任者(CEO)であるRony Abovitz氏が退任することが明らかになったばかりだった。
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