Googleは、地域ごとに状況の異なる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連情報を、検索サービスと「Googleアシスタント」「Googleニュース」で適切に伝える取り組みを試験的に開始した。
COVID-19パンデミックから受ける影響は、住んでいる地域、仕事や学業で活動する地域によって大きく異なる。その結果、各地域の公的な施策や守るべきガイドライン、必要なニュースなどもまったく違う。そこでGoogleは、それぞれの状況に合った信頼できる情報を入手しやすくするため、対象地域に関係するCOVID-19のニュースをまとめて提供し始めた。
検索サービスでは、新型コロナウイルスについて調べると、検索結果ページ上部に各地域のCOVID-19関連ニュースを「ローカル ニュース」としてまとめて掲載する。この機能は現在30カ国以上で提供しており、日本でも利用可能だ。今後、各地域の医療機関から投稿された関連ツイートも掲載する予定。
Googleアシスタントも同様で、「ヘイ、グーグル。ボストンのコロナウイルス関連ニュースを再生して」といった音声コマンドで地域ごとの関連ニュースが聞ける。ただし、この機能は今のところ米国のみが対象だ。
アプリ版Googleニュースでも、地域ごとのガイドライン、ニュース、経済活動の再開に向けたスケジュール、店舗や学校の運営状況といった最新情報を掲載する。医療機関や交通機関、イベントなどに関する情報も提供していく。この機能は米国の21地域以上で提供中。段階的に米国とカナダの全域を対象に含める計画。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス