Microsoftは、「Microsoft Teams」の一部となる新たな学習アプリを開発中であることを明らかにした。この新アプリによって、さまざまな組織/アプリが提供している学習コンテンツを単一の場所に集約できる。このアプリは2020年中にプレビューとなる予定だ。
Microsoftは米国時間6月30日、オンラインイベントで新しいデジタルスキルのイニシアチブについて発表した中で、このアプリの計画を明らかにした。イベントで、新しいTeams学習アプリが披露された。
Microsoftのプレジデント兼最高法務責任者であるBrad Smith氏はブログに、「今日の企業であれば、顧客関係管理(CRM)テクノロジーを用いた顧客とのエンゲージメントのためのシステムや、ERPによる記録のためのシステムを有している。それと同様に、彼らは学習のためのシステムを必要としている」と記している。
Microsoftは、Teamsが現在提供しているチャットや通話、コラボレーションといった機能にオンライン学習機能を追加することで、この製品の大規模なフットプリントをさらに拡大していこうとしている。同社の目標は、作業やスキル、学習といったプロセス間での継続的なフィードバックループを支える手段としてTeamsを利用するというものだ。
近日中に利用可能になるこの学習アプリによって、組織は「LinkedIn Learning」や「Microsoft Learn」、顧客独自のコンテンツ、サードパーティープロバイダーによるコンテンツを1カ所に統合できるようになる。Microsoft Learnは、同社の製品とサービスなどに関するスキルを伸ばすプラットフォームであり、同社のサイトから無償で利用できる。LinkedIn Learningは、さまざまな技術的な話題をその道のエキスパートらが教えてくれるというコースが主体になっている。コンテンツは、講師によるトレーニングから、より短期の「マイクロラーニング」まで、新しいTeams学習アプリで管理することができる。
このアプリによって、マネージャーは学習のアサイン、進捗の追跡ができるようになる。また、アプリは従業員が証明書や認定を得る上で支援する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス