GAテクノロジーズは6月29日、中国の不動産テック企業であるBeike Investment Holdings(Beike)とサービス連携し、3D内覧サービスの導入を決定したと発表した。
Beikeは、中国110以上の都市に進出し、250以上の不動産仲介業者、37万人のエージェントにサービスを提供する、不動産テックのユニコーン企業。中古住宅、新築住宅の販売、賃貸、リフォーム、不動産金融ソリューションなどのサービスを提供し、O2O(オンライン・ツー・オンライン)取引を重視しているのが特徴だ。
今回のサービス提携により、GAテクノロジーズのグループ会社であるModern Standard(モダンスタンダード)が運営する高級賃貸サイト「モダンスタンダード」において、Beikeか提供する3Dウォークスルー内覧の提供を開始する。
Beike提供の「REALSEE VR」アプリは、高性能なカメラ機器は不要で、パノラマカメラ、スマートフォン、三脚のみで撮影が可能。アプリをスマートフォンへダウンロードし、1物件あたり平均20分で3D空間イメージを撮影することができる。
その後、画像データから空間データへと収集モデリング化することで、立体的な高解像度画像を見ながら、物件内を歩いているかのような閲覧が可能となる。モダンスタンダード内の各物件ページでは、物件全体を真上から閲覧する「俯瞰(ふかん)ビュー」、3D空間イメージをあらゆる角度から立体的に閲覧する「3Dモデルビュー」に加え、「採寸モード」などを用意している。
GAテクノロジーズでは、11月までに、3Dを活用したオンライン内覧機能を、モダンスタンダードの2000物件へ掲載することを目指し、今後は「RENOSY」の不動産サービスへの導入も予定。さらに、CGによる家具の配置シミュレーションや、音声による物件案内、近隣地図との連携などの機能追加を予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス