オムロンは6月26日、紫外線(UVC)光照射器を搭載した除菌ロボットを開発する世界各地のパートナー企業(SIer)向けにオムロンのモバイルロボットを提供し、各種感染症の拡大防止に取り組んでいることを発表した。
オムロンは、世界約120の国と地域で事業やサービスを展開している。オムロンが開発した自らマップを作って動き回る自動搬送モバイルロボット「LDシリーズ」(2017年1月発売)に、安全機器や制御機器を組み合わせ、UVC光を照射する場所やルート、時間を設定することで、人のいない時間に病室や学校などの公共スペースを効率的に、安全にUVC光を自動で照射できる。
オムロンは、フランスやシンガポールをはじめ世界各国のUVC光照射器ロボットを開発するSIerにこのLDシリーズを提供し、各国がそれぞれUVC光照射器ロボットを展開。日本円でおよそ600万〜800万円で提供されており、すでに10カ国以上で使用されているという。除菌ロボット向けとしてSIerへモバイルロボットを販売した台数はグローバルで30台以上、検討中は20社以上にのぼり、日本国内でも検討中という。
オムロンは事業を通じて、除菌作業従事者を始めとする人々の感染症リスクの低減に貢献したいとしている。
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