飲食店向け予約/顧客台帳サービス「トレタ」を開発・販売するトレタは6月24日、飲食店向けに「トレタ テイクアウト」の提供を開始したと発表した。あわせて、トレタ テイクアウトにおける、Instagramとの提携も開始している。
トレタ テイクアウトは、飲食店が長期的にテイクアウトを収益化していくことを可能にするサービスを目指して開発したという。トレタテイクアウトの特長は、(1)飲食店の公式サイト(オウンドメディア)でダイレクトに注文を受けられる、(2)顧客とダイレクトにつながる、(3)業務オペレーションとダイレクトにつながる──の3つの「ダイレクト」だ。
トレタテイクアウトへの登録が完了すると自動的に注文受付フォームが作成され、飲食店はそのURLを自店のホームページやSNS、チラシなどに掲載するだけで、販売手数料無料でテイクアウトの注文を受け付けられる。
トレタ テイクアウトから注文を受けた顧客情報は、飲食店の資産として蓄積、活用が可能だ。また、決済サービスはSquareのPOSレジや決済機能と連携。SquareとAPI連携し、商品マスターの管理や、キッチンへのオーダー、オンライン決済などでSquareの強みが活かされ、飲食店のオペレーションを複雑化させることなくテイクアウトの展開が可能になる。
トレタ テイクアウトは導入費用や利用費用がかからず、トレタとの契約や取引がなくても、テイクアウトを実施している飲食店であれば、利用申請フォームに登録するだけで利用できる。なお、オンライン決済ごとにSquareの定める決済手数料(売上金額の3.6%)がかかる。Squareのアカウントを持っていればすぐに利用できるが、アカウントがない場合でも最短で当日には審査が終了するという。
テイクアウトを利用したいユーザーは、注文フォームから希望のメニューを選択。氏名、電話番号、メールアドレスと決済情報を入力すると、注文が完了します。指定の時間に来店し、飲食店に氏名と注文情報を提示すると、注文商品が受け取れる。
また、同日よりトレタ テイクアウトとInstagramとの提携をスタート。飲食店は、Instagramアカウントのプロフィールにアクションボタン「料理を注文」を設定するか、投稿するストーリーズの画像や動画にスタンプ「料理を注文」を貼るだけで、トレタ テイクアウトで作成した注文フォームへと誘導が可能。テイクアウトの注文受付から決済完了までが簡単に行えるようになる。
ただし、Instagramとの連携を利用するには、(1)トレタ テイクアウトを利用しており、固有のURLを割り当てられている(同一ドメインを利用)、(2)Instagramのビジネスアカウントを持っている、(3)Facebookが定めるプロモーションツールの対象規定に準拠しているという3つの条件を満たす必要がある。
同社では、今回の提携を通じ、トレタ テイクアウトの利便性をさらに高め、飲食店経営をITで支援する。加えて、Instagramやトレタ テイクアウトを効果的に活用できるように飲食店を万全にサポートするという。
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