レアジョブは6月17日、AI・音声認識技術による採点自動化を取り入れた英語スピーキング力測定システム「PROGOS」を開発したことを発表した。また、同システムを活用した英語スピーキングテスト「レアジョブ・スピーキングテスト powered by PROGOS」の提供を個人・法人向けに開始した。価格は、個人向けの「自動採点(ベータ版)」が税別500円、法人向けの「手動採点」が税別2980円。
PROGOSでは、自動音声とスクリーンの問題表示に従って解答するビジネス英会話テストを実施できる。ベースとなる指標が、外国語のコミュニケーション能力を表す指標・国際標準規格の「CEFR(セファール)」。ケンブリッジ大学英語検定構や英国文化振興会などが展開する試験に採用されており、グローバル標準に適応する指標として、PROGOSにも採用したという。
また、質の高いスピーキングテストを速く、手軽に、リーズナブルに、大勢の人に提供できる基盤を構築するため、AI・音声認識技術による“採点自動化”を取り入れた。さらに、推論エンジン、音声解析、データ連携APIなどをすべて自社で開発。これにより、顧客や市場のニーズに迅速に対応し、データを活用したサービス体験の向上へつなげられるとしている。
このほか、測定した英語スピーキング力に合わせて、個々の学習者が、どのように取り組めば、英語スピーキング力を改善できるのかというフィードバックも提供する。
同社では、英語研修を実施しても英語のスピーキング力を定量的に測定する指標が定まっておらず、経験や感覚など定性的に判断せざるを得ない現状があると指摘。そのため、多くの日本企業がグローバルなビジネス展開を推進できる人材の採用と育成を経営課題と認識しながらも、実践の手立てを模索しているのが実情だと説明する。PROGOSによってこれらの課題を解決したいとしている。
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