「Microsoft Teams」では、背景をぼかす機能がすでに提供されており人気を博しているが、最新のアップデートにより、ユーザーが自分のカスタム背景をアップロードできる機能も正式に追加された。
参加者が同僚やクラスメートとの会議中に現実の背景を隠したいとき、背景をぼかしたり、あらかじめ用意された画像を使ったりすることは、これまでも可能だった。
MicrosoftはTeamsのロードマップで、「高い人気を得ているTeams会議の背景効果機能をさらに発展させて、カスタムアップロード機能を追加した。この新機能では会議参加者が自分の画像をアップロードして、背景をカスタマイズできる」説明している。
Microsoftは「Zoom」ですでに利用可能な機能をTeamsに追加する取り組みを続けており、今回のアップデートもその一環だ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐため、各国政府がソーシャルディスタンシングを求めるようになって以来、Zoomはユーザー数を急速に伸ばしている。
Microsoftは、Teams会議にカスタム背景を追加する手順を記載した新しいサポートページを公開した。
Teamsアプリの画面下部にあるマイクのトグルスイッチの横に、背景効果を有効にするトグルスイッチが設置されている。
「あらかじめ用意された画像の1つ、またはユーザーが独自に選択した画像を背景にすることもできる。独自の画像を使用するには、『新規追加』を選択し、コンピューターからアップロードする画像を選択する。.JPG、.PNG、または.BMPファイルである必要がある」(Microsoft)
Microsoftは背景効果機能に関して、2つの注意事項を挙げている。まず、背景効果を使用したからといって、機密情報をほかの会議参加者から完全に隠せるとは限らない。そして、背景効果は、予定された会議でのみ使用できる。
新型コロナウイルスの感染拡大以来、Microsoftは「Office 365」ユーザーがTeamsからZoomに乗り換えるのを防ぐため、さまざまな新機能の追加を急ピッチで進めている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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