ソニーは先週、2020年内に発売予定のゲーム機「PlayStation 5」(PS5)向け新作ゲームの映像配信イベントを延期した。世界中の人々が警察官の暴行とGeorge Floydさんの死に抗議する中、「より重要な声を聞くことができるように」したいと述べていた。
ソニーは今回、イベントの新しい日程を発表し、米国太平洋時間6月11日午後1時(日本時間12日午前5時)から開催するとした。事前に収録済みの映像を配信する。
オーディオにもこだわっているため、ヘッドホンを着けて動画を視聴することを推奨している。ノートPCやスマートフォンではその良さが十分に伝わらない可能性があるという。また、PS5は4K対応だが、それよりもはるかに低い1080p、30fpsで同イベントを配信する。多くのスタッフや開発者が在宅で勤務しているため、制作作業を容易にするために画質を落としたという。
ソニーがイベントの日程を変更したことは、世界中で続く感情的な混乱を人々や企業が乗り越えようとしていることを示す1つの例だ。2019年12月に初めて報告された新型コロナウイルスは、世界の感染者数700万人以上、死者数40万9000人以上のパンデミックに発展した。世界中の各国政府が大規模な外出禁止令を出したことで、経済はほぼ停止し、膨大な数の人々が職を失った。そして今、George Floydさんの死をめぐる抗議活動が世界中に広がっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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