ジョージ・フロイド事件で、米Apple Storeも一時閉鎖に--Appleニュース一気読み

 5月25日〜5月31日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。米国・ミネアポリスで5月25日に発生した白人警官による黒人を死亡させる事件。被害者となったジョージ・フロイド氏は、警官によって取り押さえられる際に首を圧迫され、そのまま死亡した。

 これまでも、黒人への人種差別、特に警官によって殺されてしまう事件に対して、米国中の都市で抗議するデモが繰り広げられてきた。今回も50以上の都市でデモが起き、一部で暴徒化している。

 これに伴い、暴徒化した市民による略奪の危険性を回避するため、Appleは一部の店舗での一時的な営業休止を決めた。Appleは5月中旬から、新型コロナウイルス感染拡大を防ぐために閉店していた直営店を順次再開しており、日本でも福岡、名古屋の店舗が再開していた。しかし今度はより深刻な人種差別の問題の激化によって、再び閉店することを余儀なくされた。

 テクノロジー企業にも抗議の声が広がっている。TwitterやYouTubeはロゴを黒くして、今回の問題に対して目を向けるようアピールしているし、Amazon Prime、Netflix、Huluといった各企業もこの問題に対して声明を出した。テクノロジー企業ではないが、Nikeは有名な「Just Do It」というコピーを「Don't Do It」と変更し、略奪などの行動をやめることと同時に、誰にとっても目を背けるべきではない問題として問題の認知を呼びかけた。

 しかし、Appleは企業のアカウントとしてこうした行動に参加していない。Tim Cook CEOのTwitterでミネアポリスに触れた程度であり、どんな意図があるのか、勘ぐりたくなってくる。

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