最近のアクションカメラやスマートフォンは、ビデオ撮影時の手ぶれ補正機能が優れている。それでも、撮影方向を変える動きはギクシャクしてしまい、スムーズな映像を作るのは難しい。スタビライザーを使えば映像のレベルは格段に向上するものの、別にバッテリが必要だったり、大がかりになったりして面倒だ。
そこで、シンプルでコンパクトな機械式スタビライザー「GravGrip」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
GravGripは、スマートフォンやアクションカメラ向けの1軸スタビライザー。カウンターウェイトでバランスを取るメカニカルな仕組みでブレを抑制するため、バッテリが必要ない。水がかかる環境でも使える。サイズは30×75×87mmと小さく、持ち歩きもしやすい。
軸の向きを切り替えることで、構図を水平に保とうとするロール補正と、カメラを鉛直移動させたときに撮影方向を保とうとするチルト補正という、2つの使い方が選べる。補正速度は、カウンターウェイトの位置を変えて調整できる。軸は360°回転するので、撮影の自由度が高い。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間7月3日まで。記事執筆時点(日本時間6月4日16時)でキャンペーン期間は28日残っているが、すでに目標金額2万ドル(約218万円)の4倍近い約7万8000ドル(約850万円)の資金を集めている。
GravGripの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス