Googleの「Pixel 4」はレーダーセンサーによるジェスチャー検知技術「Soli」を搭載しており、画面の手前で手を動かすとさまざまな操作ができる。画面に触れる必要がなく、慣れると便利に使えそうだ。
そんなジェスチャー操作を既存のPCやスマートフォン、テレビなどでも実行可能にする「Glamos」が、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場したので紹介しよう。
Glamosは、サイズが37×34×27mm、重さが17.7gというコンパクトなデバイス。USBでPCやスマートフォン、スマートテレビなどに接続すると、仮想的なタッチパネルが空間に作り出され、かざした手や足などがジェスチャーと認識される。この仮想タッチパネルを見通した先にUSB接続した機器の画面を配置しておくと、空中ジェスチャーで機器を操作できる、という仕組みだ。
ジェスチャーは、レーザー距離計測センサーのLiDAR(ライダー)で検出する。Glamosから半径約1m、180°内の面が検出エリアとなり、スマートフォンの小さな画面から大きなテレビまでカバーできるとしている。
設定は、操作対象の機器とUSB接続するだけで済み、特別なインストール作業や専用アプリは不要。離れているスマートフォンやタブレット、リモコンの見当たらないテレビ、プレゼンテーション用スクリーンなどが、空中タッチ操作できるようになる。汚れている手で画面に触れる必要もなくなり、料理などの際も便利だろう。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間3月1日まで。記事執筆時点(日本時間1月23日15時)でキャンペーン期間は37日残っているが、すでに目標金額1万ドル(約110万円)の7倍近い約6万8000ドル(約745万円)の資金を集めている。
Glamosの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス