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「I'm Back 35」でフィルム一眼やレンジファインダーをデジカメ化--99%に装着可能

 デジタル全盛の時代になっても、手に馴染んだ銀塩フィルムカメラでの写真撮影は楽しい。デジタルの利便性とフィルムカメラの楽しさを融合させる手段として、銀塩カメラをデジタル化できるデバイス「I'm Back」を以前取り上げた。

 今回は、そのI'm Backから進化した後継モデル「I'm Back 35」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。

フィルムカメラをデジタル化(出典:Kickstarter)
フィルムカメラをデジタル化(出典:Kickstarter)

 I'm Back 35は、35mm判フィルムを使う各種一眼レフカメラやレンジファインダーカメラに装着可能なデジタルバック。4年前に開発された初代モデルは手作り感あふれる形だったが、I'm Back 35はデザインが洗練された。

手作り感あふれる初代モデル(出典:Kickstarter)
手作り感あふれる初代モデル(出典:Kickstarter)

 機能面の大きな違いは、マニュアル撮影に対応した点。任意のシャッター速度と絞りを組み合わせられ、撮影者の意図を写真に反映しやすくなった。

任意のシャッター速度と絞りでマニュアル撮影(出典:Kickstarter)
任意のシャッター速度と絞りでマニュアル撮影(出典:Kickstarter)

 記録される写真の画素数は、800万画素、1000万画素、1400万画素など。動画撮影も可能で、4K(3840×2160ピクセル)/30fps、フルHD(1920×1080ピクセル)/60fps、HD(1280×720ピクセル)/120fpsで記録する。撮影データは、最大128ギガバイトのMicro SDに入れる。バッテリは「Sony NP-f550/F570」を採用した。

ソニー製バッテリを採用(出典:Kickstarter)
ソニー製バッテリを採用(出典:Kickstarter)

 カメラへの装着は、裏ぶたを取り外したカメラに合わせてサイズを調整し、三脚用のネジ穴を使って固定する。汎用性が高く、35mm判フィルムカメラの99%に装着可能としている。

装着は簡単(出典:Kickstarter)
装着は簡単(出典:Kickstarter)
99%のカメラに装着可能という(出典:Kickstarter)
99%のカメラに装着可能という(出典:Kickstarter)

 Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月31日まで。記事執筆時点(日本時間5月1日15時)でキャンペーン期間は30日残っているが、すでに目標金額1万スイスフラン(約111万円)の12倍を上回る約12万3000スイスフラン(約1365万円)の資金を集めている。

I'm Back 35の紹介ビデオ(出典:Kickstarter)


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