ソフトバンクグループ、ソフトバンク、ヤフーの3社が共同出資するPayPayは6月1日、ビデオ通話を利用したオンライン診療や服薬指導に対して、決済サービス「PayPay」を使ったオンライン支払い機能の提供を開始したと発表した。
同社によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受けオンライン診療などのニーズが高まる中、オンライン決済システム導入のハードルを下げるため、医療機関などに対し、簡便なオンライン決済方法を提供することになったという。
医療機関などの加盟店は、ビデオ通話を通じて診察や服薬指導を行った後、画面上で利用者にオンライン診療専用の「PayPay」のQRコードを提示することで、その場で「PayPay」で診察料・処方箋料が受け取れるようになる。
オンライン決済の導入を希望する医療機関や薬局は、PayPayの加盟店登録が必要になる。加盟店登録済みの場合でも、実店舗で利用している加盟店用QRコードをオンライン上で使用することは加盟店規約違反になるため、オンライン診療用QRコード決済の利用申し込みが必要だ。なお、「PayPay」は医師の診察や服薬指導においても、決済システムの導入に開発や初期費用がかからず、決済システム利用料も2021年9月30日まで無料で利用できるという(4月1日以降新たに加盟店になる年商10億円以上の法人の場合は有料)。
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