スター・ウォーズのキャラクター「BB-8」のロボットやSTEM(科学・技術・工学・数学)教育用のツールで有名なロボットメーカーSpheroが、緊急対応要員(ファーストレスポンダー)、政府、軍、危険な環境で働く労働者に向けて、インテリジェントロボットや人工知能(AI)ベースのソフトウェアを開発するスタートアップを立ち上げている。
Spheroは米国時間5月20日、Company Sixのスピンオフを完了したと発表した。Company Sixは独立したスタートアップとなり、SpheroのPublic Safety Division(公共安全部門)の技術を活用して、ファーストレスポンダーなどの需要に対応する製品を製造していく。このスタートアップは、玩具のロボットを開発しているSpheroと比べて、より耐久性に優れ、プロフェッショナルグレードの機能を備えたロボットを開発するとSpheroは述べた。
Spheroの前最高経営責任者(CEO)であるPaul Berberian氏はプレスリリースで、「これは、より多くの人々や未来のリーダーとなる子どもたち、エッセンシャルワーカーや危険を伴う職業従事者の生活を向上するために、新規マーケットに画期的なロボット工学技術を継続して投入していくチャンスだ」と語った。
Berberian氏はSpheroとCompany Sixの会長職に就く。Spheroの前最高執行責任者(COO)であるJim Booth氏がCompany SixのCEOに就任する。両者は以前、軍に従事した経験を持つ。
Spheroは、Disneyとのライセンス契約が終了した2018年以降、Disneyのロボット玩具を製造していないとされる。その後、他の教育用玩具やプログラム可能なロボットの製造に注力している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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