佐倉市は、「旧堀田邸」(国重要文化財)の屋内全体を3DビューならびにVR映像で無料公開した。佐倉市ホームページ特設サイト「ほっとすまいる佐倉」内にて、12月31日までの期間限定で公開している。
旧堀田邸は、千葉県佐倉市にある国重要文化財。最後の佐倉藩主・堀田正倫の邸宅として、1890年に旧領の佐倉に建設。現存する明治時代の旧大名家による和風住宅は珍しく、2006年に国の重要文化財に住居部5棟(玄関棟・座敷棟・居間棟・書斎棟・湯殿)と門番所・土蔵の計7棟が指定。庭園も残り、2015年に国の名勝にも指定されている。
3DビューならびにVR映像は、新型コロナウイルスの影響で休館や休園をしている施設について、ボランティア活動で支援する一般社団法人VR革新機構の協力のもとで制作されたもの。広大な旧堀田邸屋内を思うままに移動したり、視界は上下左右や拡大縮小など自由自在に見ることができる。通常公開している玄関棟や座敷棟、居間棟1階、湯殿だけでなく、特別公開日のみ公開している書斎棟や居間棟2階も閲覧可能となっている。PCやスマートフォンだけではなく、VR専用ゴーグルやVRメガネを活用することで、より鮮明にVR映像を楽しめるとしている。
(C)VR革新機構 提供:佐倉市文化課
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