国立科学博物館は、標本収蔵庫に収蔵されている非公開の剥製を自由に見学できるVR博物館「THE WILDLIFE MUSEUM~ヨシモトコレクションVR~」を、4月30日から公開している。
THE WILDLIFE MUSEUMは、標本収蔵庫に収蔵されている非公開のコレクションをVR空間で楽しめるというもの。ハワイの実業家である故ワトソンT.ヨシモト氏が、1992年に開館した幻の私設博物館「WILDLIFE MUSEUM」をイメージしてVR空間に再現した。
VR博物館の外観は、WILDLIFE MUSEUMそのもののイメージを再現。建物内部に入ると、広大なバーチャル空間が広がり、そのなかで剥製が並んでおり、これまで上野本館の常設展には展示されていない剥製がほとんどとしている。実際の博物館の展示室では不可能なほど、目前まで近寄って、好きな角度から動物たちの体をじっくり観察することができるほか、ナイトモードではライトで照らしながら観察することもできる。
Psychic VR LabのVRプラットフォーム「Styly」を活用して公開。PCのウェブブラウザまたはVRゴーグルに対応しており、スマートフォンやタブレットには対応していないという。公開時には剥製が24体用意されており、今後新しい剥製を追加していく予定という。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」