LIFULLは、賃貸物件の相談から物件見学、重説、契約までの全てをオンラインで完結できる「LIFULL HOME'S LIVE」について、4月の「オンライン相談/オンライン物件見学」の利用実績が前年比19倍の伸び率を記録したと発表した。
LIFULL HOME'S LIVEは、不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」において、地方からの上京者や地方への転勤族向けのサービスとして、2017年より開始したサービス。同社アプリを活用し、オンラインビデオコール経由のオンライン相談、オンライン物件見学、IT重説を提供している。
LIFULL HOME'Sサイトから、検索条件指定画面で「オンライン内見可」「オンライン相談可」「IT重説可」など希望のサービスを選択すると、オンライン対応可能物件に絞り込むことが可能。そのまま専門フォームから、それぞれのサービス利用までを完結できる。
最大10人までの同時接続が可能で、離れて暮らす家族やパートナーと一緒に住まい探しを進めることが可能。 担当者とコミュニケーションを取りながら、オンラインビデオコール経由で物件のスペックや周辺環境などを確認できる。
LIFULL HOME'Sが3月に加盟店企業に対して行った「第2回新型コロナウイルス感染症に対する不動産事業者の意識調査で、現時点での企業活動への影響について調査を実施したところ、全体の91.7%が企業活動へ影響が出ていると回答。いまだコロナ終息の目途が見えない中、対面営業が中心だった不動産業界でも、オンライン化需要が急激に高まっている。
LIFULLでは、LIFULL HOME'Sの新規加盟店向けに、3月5日より提供期間限定で「オンライン相談/オンライン物件見学/IT 重説」サービスを無償化し、5月8日時点でサービス利用店舗数が2.6倍、利用実績についても、4月の相談、物件見学が前年比の約19倍、IT重説は約2倍となっている。
360度パノラマ画像についても、コロナの影響が広がった3月以降の問い合わせが急増し、掲載物件数が10万件以上増加。LIFULLは、業界全体のオンライン化が加速する中、主要ポータルサイトでの送客を見込む不動産会社にとって、LIFULL HOME'S LIVEか経営維持のサポートになりえるとしている。
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