楽天モバイルは5月15日、第5世代移動通信システム(5G)サービスの開始時期を延期すると発表した。
同社は当初、6月での5Gサービス開始を予定していたものの、約3カ月間をめどに延期を決定した。延期の理由を同社広報部に確認したところ、「(新型コロナウイルスの感染拡大により)インドで進めていたネットワーク検証作業がロックダウンで停滞したため」と説明する。
なお、楽天では、5月13日に第1四半期決算を発表したが、オンライン説明会では5Gサービスの延期について特に言及はなかった。このタイミングでの発表について広報部は、「インドの状況が回復すれば作業を継続できる予定だったので、ロックダウンの解除を待っていたものの延長が決定。最終的にどのぐらいの期間が必要かを検討していた」という。リカバリープランの議論もあったものの、インドの状況が長期化しそうなこと、日本でも同様のテスト環境を構築するめどが立ち、9月でのサービス開始をアナウンスできるのが15日のタイミングだったとしている。
新たなサービス開始時期などについては、新型コロナウイルス感染状況を注視しながら改めて告知する。なお、2020年度末までの5G基地局の設置計画に関し、いまのところ変更の予定はないという。
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