Instagramは米国時間5月12日、オンラインでのいじめや嫌がらせをなくすための取り組みの一環として、複数の否定的なコメントを一括削除できる機能など、新しいツールを発表した。
一連のツールの発表には、同サイトの使用方法をユーザーがより細かく制御できるようにすることにより、オンラインいじめ対策を強化しようというInstagramの姿勢が表れている。いじめや嫌がらせは依然として、特に10代のユーザーにとってソーシャルネットワーク上の大きな問題となっている。
同社は、2019年10月から2020年3月までの間に、いじめや嫌がらせ関連の300万件のコンテンツに対処したことも明らかにした。このうち35%以上を、ユーザーから報告を受ける前に検出したという。
さらに、いじめや嫌がらせをなくすための3つの新機能の概要も示した。
1つ目は、複数の否定的なコメントを一括で削除したり、複数のアカウントを一括でブロックまたは制限したりできる機能だ。「iPhone」でこの機能にアクセスするには、コメントをタップし、右上隅にある3つの灰色ドットをタップして、「Manage Comments」(コメントの管理)を選択する。最大25件のコメントを一括で削除できる。複数のアカウントをブロックまたは制限するには、「More Options」(その他のオプション)をタップする。「Android」では、コメントを長押しして、3つのドットのアイコンをタップし、「Block 」(ブロック)または「Restrict」(制限)を選択することにより、この機能にアクセスする。
2つ目は、好意的なコメントをコメントスレッドの最上部にピン留めする機能。近くテストを開始するという。
3つ目は、コメントやキャプション、ストーリーの中で自分をタグ付けまたはメンションしてもよいユーザーを選択する機能で、すべてのアカウント/誰にも許可しない/自分がフォローしているアカウントのみ、のいずれかを選択できる。ストーリーは、投稿した写真や動画が24時間後に自動的に消えるというものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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