Teslaは米国時間5月11日、地元の自治体から禁じられているにもかかわらず、カリフォルニア州フリーモントにある工場の操業を再開した。最高経営責任者(CEO)のElon Musk氏は、従業員が仕事に戻ったことを明らかにしたうえで、この決定がアラメダ郡の外出禁止令に背くものであることを明言した。
それどころか、同氏はTwitterで、工場の操業を再開したために自分が逮捕されることになってもかまわないとした。
Tesla is restarting production today against Alameda County rules. I will be on the line with everyone else. If anyone is arrested, I ask that it only be me.
— Elon Musk (@elonmusk) May 11, 2020
Musk氏によるこのツイートは、Teslaが地元自治体から許可を得ないまま11日に生産を再開したと報じられた後に投稿されたものだ。カリフォルニア州のGavin Newsom知事は、一部工場の操業再開を認めると8日に表明したが、Teslaの工場があるフリーモントを含むアラメダ郡は、外出禁止令を解除していない。
ベイエリアにあるCBS系列局のKPIXは、フリーモントにあるTeslaの工場に従業員が出入りし始めた様子を報じている。また、Fox News系列のKTVUは、工場の駐車場がいっぱいになっている写真を公開した。この写真からも、従業員が11日朝から職場に戻ってきていることがうかがえる。KTVUに電話をかけてきたTeslaの従業員によれば、太平洋時間5月10日の午後6時から翌日午前6時までのシフトで勤務したという。
さらにこの従業員は、Teslaの工場が「稼働中」だと述べたうえで、この工場では健康ガイドラインが順守されていないとの懸念を示した。米CNETはこの件についてTeslaにコメントを求めたが、回答は得られていない。
Teslaは9日、工場再開を認めないアラメダ郡を提訴している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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