「Windows 10 May 2020 Update」最後とみられるプレビュービルドが公開

Liam Tung (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2020年05月04日 11時36分

 Microsoftは米国時間4月30日、「Windows 10 May 2020 Update」(「Windows 10 20H1/2004」としても知られる)の最新プレビュービルドをリリースした。これが最後のプレビュービルドになる見通しだ。

 同社は4月16日にビルド19041.207をリリースした際、これがメーカーと一般ユーザーにWindows 10 May 2020 Updateをリリースする前の最終ビルドになる見込みだとしていた。May 2020 Updateは5月中にリリース予定だ。

 しかし、今回、新しいビルド19041.208が「Windows Insider Program」の「Release Preview」リング向けにリリースされた。

 Windows Insider ProgramのシニアプログラムマネージャーであるBrandon LeBlanc氏は、「May 2020 Updateの一般提供を開始する前に、重要だと感じた修正をもう1つ加えることに決めた」と述べた

 「ビルド19041.208が新しい最終ビルドだと考えており、通常のサービス提供スケジュールの一環として、顧客のPC上でのMay 2020 Updateの全体的な体験の改善に引き続き取り組んでいく」(同氏)

 同社は以前、20H1/May 2020 UpdateをまずRelease Previewリングのテスターの一部に対して自動的にプッシュ配信するとしていた。20H1/May 2020 Updateを入手したいそれ以外のユーザーは、手動でアップデートを確認して、インストールすることが可能だ。

 ビルド19041.208には新機能はないが、ビルド19041.21~ビルド19041.207でSlow Ringのテスター向けに提供されたすべての修正が含まれている。

 この新しいプレビュービルドに含まれる1つの追加修正は、「資格情報プロバイダーフレームワークからNPLogonNotify API通知を送信できない」問題を解決するものだ。

 主要な既知の問題がまだ3つ残っている。May 2020 Updateでは、「Windows Mixed Reality」が正常に動作しない可能性がある。MicrosoftはWindows Mixed Realityを使用しているユーザーに対して、Release Preview経由でこのアップデートを受け入れることを当面控えることを推奨している。同社は、5月上旬に修正をリリースする予定だ。

 「Deployment Image Servicing and Management(DISM)」ツールを使用して、May 2020 Updateを実行しているシステムの破損を修復しても、正しいステータスが報告されない場合がある、という問題もある。

 また、ImeModeプロパティーを使ってIMEモードを制御する機能が正しく動作しないという問題もある。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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