Retty、緊急事態宣言後のテイクアウト事情--56%が利用

 Rettyは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大に伴う「緊急事態宣言」の発令を受け、テイクアウトに対する消費者動向を独自に調査し、その分析結果を発表した。

 なお調査は、実名口コミグルメサービス「Retty」のユーザーにアンケート配信し、回答を得られた中から、緊急事態宣言・特定警戒都道府県に指定されている13都道府県に居住する会社員・会社役員・自営業・パート・アルバイト・主婦・学生・その他(計615名)の回答を抽出したものとなる(一部問いについては、複数回答可となっている)。

 
 

 「緊急事態宣言前の外食頻度はどれくらいですか?(ディナー)」という問いに対し、週に1回以上外食をしていたという回答が約57%と半数を越えていた。

 
 

 「緊急事態宣言」発令後に飲食店でテイクアウトを利用しましたか?」という問いに対し、約56%と半数以上がテイクアウトを利用していることがわかった。

 
 

 その理由(テイクアウトを利用する理由は何ですか?)については、70%以上が「美味しいものを食べたい」「飲食店を応援したい」と回答。34%が長引く自粛生活の影響からか「自炊が大変」と回答した。

 
 

 なお、今回のアンケートにおける「テイクアウト」の定義については、イタリアン・中華・定食屋などの店内飲食を前提とした飲食店(ファーストフード含む)のテイクアウトのみが対象。デリバリー・コンビニ・スーパー・弁当屋のテイクアウトは含まない。

 また「『緊急事態宣言』発令後、どんなお店でテイクアウトを利用しましたか?」という問いについては、テイクアウト利用した飲食店は、店内利用経験はあるがテイクアウト利用は初めてという回答が約47%、まったくの初めてという回答も約28%となった。

 
 

 「テイクアウト利用する飲食店までの徒歩で行こうと思える距離を教えてください」という問いでは、飲食店までの距離が「徒歩10分以上」でも約59%の約6割が許容する結果となった。

 
 

 テイクアウト利用する飲食店までの距離と注文してからの待ち時間に関して「注文からどの程度まで待つことが可能ですか」という問いでは、注文してから商品を受け取るまで待とうと思える時間は「10分以内」が約55%だった。

 
 

 テイクアウトを実施していることを知った経路について「どのようにしてテイクアウトをやっていることを知りましたか?」という問いには、SNSを見て知ったという回答が約41%、お店の前に掲示される看板を見て知ったという回答が約37%となった。

 
 

 最後に「今後、テイクアウトを実施している飲食店に対して、求めることを教えてください」との問いでは、「料理の質が良い」(約49%)と「衛生面が安全」(48%)が高い結果となった。

 
 

 なお、今後(緊急事態宣言解除後)の飲食店利用に対して不安に思うことについては、「感染リスクや安全対策をどこまでしているのか」や「店舗がどのくらい感染対策に努めているのかわからない」「混んでいるお店は不安になる」「換気や他の利用客との間隔などが気になる」などの回答が得られたという。

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