popInは、プロジェクター付きシーリングライト「popIn Aladdin」に、狭い部屋や梁、柱がある部屋でも大画面を投影できる新モデル「popIn Aladdin 2(ポップイン アラジン ツー)」を発表した。ハード、ソフトともに進化させ「未来の壁」を目指す。限定3000台の先行予約販売を開始し、発売は6月中を予定。価格は税込み、送料込みで9万9800円だが、先行予約分は7万9800円の特別価格で提供する。
popIn Aladdinは、シーリングライトにプロジェクター、スピーカーなどを一体化したプロジェクター付きシーリングライト。2018年11月の発売以来、累計販売台数は4万6000台を突破している。popIn 代表取締役社長の程涛氏は「家庭における大画面デバイスはテレビとプロジェクターがよく利用されているが、popIn Aladdinの違いは置き場所にある。テレビはサイズが大きければ場所をとり、プロジェクターには専用の置き場所が存在しない。popIn Aladdinは、シーリングライトにプロジェクターを内蔵しているため、置き場所がいらず、生活動線に影響しないで大画面を実現できる」と製品特徴を説明した。
第2世代機となるpopIn Aladdin 2は、専用の短焦点レンズを搭載し、どんな部屋でも大画面投影を実現できることが特徴。第1世代機では、1.56mで、60インチまでの投影が可能だったが、新モデルでは1.56mで、100インチまでの投影を実現。画面の上下調整もこれまでの18度から32度へと広げることで、投影範囲が広がり、壁に梁や柱がある場合もフィットした大画面投影を実現する。
また「シーリングライトが暗すぎる、明るすぎる」という声に応え、これまでよりさらに明るく、さらに暗くといった設定に対応。調光、調色は1万通りをそろえ、明るさ、色合いともに自由に調整ができるようになった。
ハーマンカードン製のスピーカーを2つに分離し、本体の両側に設置することで音声出力を従来の5W+5W+から8W+8Wへと増強。画質も従来のHDからフルHDへと高解像度化した。
サイズは高さ145mm×幅476mm×奥行き476mmと、従来機に比べ高さを24mm抑えることでスリム化に成功。「通常のシーリングライト同様のスリムな外観」(程氏)になった。
あわせてソフトウェア面も強化している。Amazonプライム・ビデオ、Netflix、YouTube、AbemaTVなどの動画配信サービスをサポートするほか、「壁時計」「美風景」「フォトメモリーズ」などのオリジナルコンテンツをそろえ、インテリアとしての要素も兼ね備える。子どもたちの素朴な疑問を解消するオリジナルアプリ「なんでなの?」、等身大サイズの動物が自宅に現れる「等身大動物図鑑」など、キッズ向けコンテンツも多数用意する。程氏は「popIn Aladdinは子供の世界観を広げるために開発したデバイス。それだけにキッズ向けコンテンツには特に力を入れている」とした。
5月には新コンテンツとしてリアルタイムにヨガを楽しめる「おうちでヨガ」のライブレッスンの配信もスタート。フィットネス「SOELU(ソエル)」との提携により実現したもので、「popIn Aladdinを通してヨガレッスンをすれば、大画面で等身大そのままのライブ感を味わえる」(程氏)とコメント。新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、休校、在宅ワークが広がるなか、「在宅の時間が増えるとどうしても動かなくなってしまう。そうした状況を踏まえ、急遽ヨガコンテンツの配信を決めた」と背景を話した。
また、生活のリズムを整える「Aladdin Timer」も導入。これは、「おはようタイマー」と「おやすみタイマー(大人・子ども向け)」を搭載することで、好みの音楽や映像で朝を迎えられ、就寝時刻を設定することで毎日の睡眠導入のリズムを作れるというもの。好きな時間に好きなコンテンツを表示できる「Aladdin Mode」も備える。
程氏は「Aladdin Timerは一番考えて提供したアプリ。簡単なアイデアだが、タイマーのように生活に合わせてアプリを設定することで、健康的な暮らしにも結びつく。Aladdin Timerを使って生活リズムが自然に整えられると思っている」と狙いを話した。
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