ハイセンスジャパンは4月27日、BS、CS4Kチューナーを内蔵した液晶テレビ「U8F/U7F」を発表した。65、75V型の大画面モデルをそろえ、大画面&高画質テレビを打ち出す。発売は5月下旬から順次。
U8Fは、75、65、55、50V型の4モデルを用意。本体には、2018年に傘下に収めた東芝映像ソリューションと共同開発した「NEO エンジン plus 2020」を搭載し、繊細かつ鮮烈な映像を再現。シーンごとに適した超解像処理をする「AIシーン別超解像処理」と適切なフレームを参照して ノイズリダクションを実施する「AIモーション別超解像処理」を備え、ノイズを抑えたクリアな映像を映し出す。地デジを4K画質にアップコンバートする際は、3段階の超解像処理により自然で高精細な映像を実現している。
U7Fは、65、55、50、43V型の4モデルをラインアップ。階調表現力と微小信号の再現性を向上した「NEO エンジン 2020」により、地デジも4K放送も美しく再現する。映像を複数のエリアに分けて解析することで、ノイズ処理をする「エリア別高精細復元」、文字の周りやエッジの周辺に出やすいモスキートノイズや処理範囲が広いときに出るブロックノイズを低減する「高精細ノイズ処理」を搭載。映像設定から「ワイドビューアングル」を選べばテレビの視野角が広がり、正面から見る事が出来ない場所でも視聴できる。
バックライトと液晶パネルの間に「バックライトブーストフィルム」を挟むことで、偏光フィルムによって遮られていた光を反射。遮られた光を再利用することで、輝度全体をアップする。
両シリーズともに、より明瞭度の高い臨場感あふれる高音質を再現する「Eilex PRISM」を採用。各種VODサービスは、リモコンに6つのダイレクトボタンを設けたほか、「VIDAA 3.0」によりコンテンツ表示の順番を入れ替えたり、カスタマイズできたりと使いやすい。
ハイセンスジャパン 代表取締役社長の李文麗(リー・ブンレイ)氏は「ハイセンスジャパンは2010年に法人を設立し、2011年からテレビ販売をスタートした。現在は冷蔵庫洗濯機なども手掛け、いずれもエントリーモデルからはじめ、徐々にラインアップをミドルハイエンドへと広げている。日本市場における信頼性も向上し、売上、シェアともに右肩上がりで推移している」と現状を話した。
ハイセンスジャパン 執行役員副社長の磯辺浩孝氏も「2019年に8%だった台数シェアを2020年度は12%へと上げていきたい。すべてのユーザーにおけるベストな選択肢として選ばれる商品を目指す。確固たるポジションを確立し、販売アップしていきたい」と目標を明らかにした。
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