Googleは米国時間4月23日、「G Suite」ユーザーに提供している企業向けビデオ会議ツール「Google Meet」に、ユーザーからの要望が特に多かった4つの機能を追加すると発表した。追加される新機能は、タイル表示、高画質の動画を共有するオプション、低光量モード、ノイズキャンセリング機能だ。
Googleは同日から、新機能を世界中で段階的に提供していく。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的大流行)の段階を迎えた中で、労働者が在宅勤務中の生産性を維持する手段を求めているため、Meetの1日当たりの利用量が急増していた。
ウェブ版Meetのタイル表示では、同時に表示できる人数が、これまでのわずか4人から最大16人になった。Googleによると、この機能に関連して、より大規模な会議を開催したりプレゼンをもっと効果的に表示したりするためのアップデートを予定しているという。また、対応するデバイスを増やすことも計画中だという。
他の会議参加者と高画質の動画コンテンツを共有する場合、ウインドウや画面全体の共有だけでなく、「Chrome」のタブを共有できるようになった。Googleはこれについて、音声付きの高画質動画を共有するのに最適な選択肢だとしている。
新しい低光量モードでは、低光量の環境で映りが良くなるよう、映像が自動的に調整される。この機能は現在、モバイル版で提供されており、将来的にはウェブ版でも利用できるようになる。
新しいノイズキャンセリング機能は、犬の鳴き声やキーを打つ音など、バックグラウンドの雑音を取り除いてくれる。数週間以内にまずウェブ版で、続いてモバイル版に提供される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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