スペースマーケットと損保ジャパン、スペースシェア専用保険--請求手続きにLINE活用

 スペースマーケットと損害保険ジャパンは4月23日、スペースシェア専用保険を開発したと発表した。スペースシェアの利用で被った損害を被害者が請求できる。

スペースシェア専用保険を開発した
スペースシェア専用保険を開発した

 総務省が2018年に発表した「ICTによるインクルージョンの実現に関する調査研究報告書」によると、シェアリングエコノミーサービスを利用するための条件として6割以上の人が「トラブルが発生した場合に備えたサービス事業者による保証や介入の仕組みがあること」を重視しているとのこと。スペースシェア専用保険を用意することで、安心・安全にスペースシェアを利用できる環境を整える。

 スペースシェア専用保険では、被害者であるホスト・ゲストが、自らが被った損害を請求できる専用保険商品(被害者補償型)になるとのこと。従来、スペースを借りる人(ゲスト)による毀損等が発生した際に加害者を特定できず、被害者であるスペースを貸す人(ホスト)が保険金を請求できなかったり、被害報告から保険金支払いまで時間がかかったりしていたが、これらの課題を解決する。

既存商品と新商品の違い
既存商品と新商品の違い

 請求手続きには、「LINE」を活用することで、迅速かつ簡便を実現。保険金請求から損害の確認、支払先口座登録手続き完了までの期間を従来の2~3週間から最短30分に短縮できるとしている。なお、LINEによる保険金請求サービスの導入は夏を予定している。

 ホスト、ゲスト、シェアリングエコノミーサービス事業者が、サービス利用時、または利用後に判明した財物損壊や身体障害による損害、トラブルを解決するための費用が補償されるとのこと。保険支払限度額は1億円になる。

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