ここは、高所恐怖症の人には注意が必要な場所だ。Googleマップを使えば、自分の席から一歩も離れずにこの常識外れな中国の山をハイキングすることができる。山道の始まりはシンプルで、高度は高いが、道は比較的広く、途中には興味深い寺院が散在している。道を辿っていくと、狭い石の階段や、目眩がするような道にも遭遇する。中には切り立った山腹を渡れるように、岩壁に不安定な木の板を打ちつけただけにしか見えない場所もいくつかある。これを目にした人は、緊張に固唾を飲むだろう。
愛媛県の青島に住む猫の数は人間よりも多い。2016年のCBS Newsの取材によれば、島の漁村には数十人の住人しかいないのに対して、猫は160匹以上住んでいるという。この島の猫は、もともと数十年前にねずみの問題を解決するために連れてこられた。通りの1つに人形をドロップすれば、その周りは猫だらけだ。猫好きにとっては夢のような景色だろう。どこをクリックしても、ほとんどの場合、カメラを無視してひなたぼっこをする猫が1匹は見つかるはずだ(数匹以上の猫が見えることも多い)。猫島をストリートビューで訪れれば、ひどく愛らしい、大人向けの「ウォーリーを探せ」を読んでいる気分になれる。
これもまた気味の悪い場所だが、見方によっては見事な建築物だと思う人もいるだろう。ウィンチェスターミステリーハウスは、米カリフォルニア州のサンノゼにある、数々のミステリーに包まれた建物だ。昔、サラ・ウィンチェスターという女性が、夫と娘を亡くして悲しみに暮れた後、カリフォルニアに引っ越して農家の住宅を購入した。彼女はそれから10年以上にわたって、その建物を7階建ての豪邸に作り替えた。この建物は、サラが1922年に亡くなる前に、1906年のサンフランシスコ地震で1度大きな損傷を受けている。後にこの家には、どこにも通じていない階段やドア、他の部屋をのぞき込む窓といった奇妙な部分がたくさんあることが明らかになった。この家には幽霊が出ると言われている。カリフォルニアに行く予定がないのであれば、(そして怖がりなタイプでなければ)、Googleマップでウィンチェスターミステリーハウスを見物することができる。
トルコ文化財団によれば、トルコのマイラにある古代の国リキアの古代遺跡は、紀元前5世紀に作られたものだという。遺跡の中には、切り立った岩肌に穴を掘って作られた統治者とその家族の墓がある。また、何回かクリックすれば、35段の客席を持つ円形劇場も見られる。今でも息を飲むほど美しいこの建物のあちこちに彫られた彫刻のデザインは、かつてのこの建物の栄光を思わせる。ティカル国立公園が好きな人には、リキア遺跡のデジタルツアーもお勧めだ。
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