Facebookは米国時間4月20日にモバイルゲームアプリを提供開始する計画だという。TwitchやYouTubeが強さを見せているゲームのライブ配信市場に挑む。The New York Times(NYT)が19日に報じた。この「Facebook Gaming」アプリは無料で、オンラインのゲームコミュニティーに参加しているユーザー向けとなっているが、カジュアルゲームやゲームコミュニティーへのアクセスも含むとNYTは報じている。
Facebookアプリを統括するFidji Simo氏はNYTに対し、「われわれはゲームを、真に人々をつなぐエンターテインメントの1つとして捉えているため、ゲームへの投資は概して、われわれにとって優先事項になっている」と述べた。「受動的に消費するだけでなく、インタラクティブで人々を結び付ける形のエンターテインメントだ」(Simo氏)
アプリは当初、6月にリリースされる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で多くの人が自宅待機を強いられていることから、リリースが前倒しされたという。
Facebookのこの動きは、eスポーツの人気の高まりを示している。eスポーツの市場規模は2019年に10億ドル(約1100億円)を超え、急速に拡大している。
ゲームのプレイやゲーム動画の視聴、ゲームグループへの投稿を楽しんでいるFacebookユーザーは7億人を超えている。Facebookは2019年、アプリのナビゲーションバーに「Facebook Gaming」タブを新設した。
米CNETはFacebookにコメントを求めたが、回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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