デジタルベースキャピタルは、不動産領域のスタートアップへ投資するPropTech特化型ファンド「デジタルベースキャピタル1号投資事業有限責任組合」に愛媛銀行が出資したと発表した。地域におけるPropTechとFintechの推進を一層強化する。
愛媛銀行は、2015年に創業100周年を迎えた地域金融機関。愛媛を中心に105店舗を展開する。多様化する顧客ニーズに応えるため、デジタル化の促進など先進技術の活用にも取り組んでおり、スタートアップ企業との連携、支援も推進している。愛媛銀行 頭取の⻄川義教氏は「人口減少や空家対策など、地方が抱える問題を解消する起爆剤となるよう期待している」とコメントしている。
PropTechは、人々の暮らしや働き方を豊かにする サービスの提供や、不動産会社、工務店向けの業務効率化ツールの提供など地域経済にも密に連携する領域。今回、愛媛銀行と連携することで、ベンチャー企業の地域展開の支援や、地域発の新サービス創出、地域ユーザーへの貢献を通じてイノベーションに取り組んでいくとしている。
デジタルベースキャピタル1号投資事業有限責任組合は2019年に設立。ファンド総額は10億円で、Life as a Service(LaaS)をテーマに、不動産・金融領域(Fintech)のシード期のスタートアップへの投資を実施している。
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