初代「BEST OF PROPTECH 2019」決定--3社の不動産スタートアップを観客が選出

 デジタルベースキャピタルとPropTech JAPANは9月20日、不動産テックに特化したスタートアップピッチカンファレンス「PropTech Startup Conference 2019」を開催した。登壇した企業の中からオーディエンス投票によって「BEST OF PROPTECH 2019」3社が選出された。

「PropTech Startup Conference 2019」を開催
「PropTech Startup Conference 2019」を開催

 PropTech Startup Conference 2019は、PropTech(Property×Technologyの造語)のさらなるスタートアップエコシステム発展を目指し、スタートアップ企業のピッチとネットワーキングをメインとしたプログラム。今回初めて開催された。

 事前選考を突破した国内外20社が登壇し、7分間のプレゼンを実施。会場内にはブーススペースも設けられた。オーディエンス投票により3社のBEST OP PROPTECH 2019が選出。あわせて、スポンサーであるアルヒ、GAテクノロジーズからスポンサー特別賞が選ばれた。

 受賞企業は以下の通り。

【BEST OP PROPTECH 2019】

  • Propre(シンガポール):世界中の公開不動産情報を動的に収集し、物件あたり3万以上となる膨⼤な項⽬を⽣成・整理する独⾃システムを開発。国境を越えた膨⼤な投資物件や別荘等の中から最適な不動産検索を可能とする、世界17ヵ国を対象としたクロスボーダー不動産データベースプラットフォームを運営。
  • 「BEST OP PROPTECH 2019」のPropre
    「BEST OP PROPTECH 2019」のPropre
  • ビットキー(日本):本人認証と権利移転のプラットフォーム「bitkey platform(ビットキープラットフォーム)」を開発。APIによりさまざまなサービスと連携が可能。また自社でもこのテクノロジーと連携した初期費用無料のスマートロック「bitlockシリーズ」を提供し、不動産のシェアリングに貢献。
  • 「BEST OP PROPTECH 2019」のビットキー
    「BEST OP PROPTECH 2019」のビットキー
  • TRUSTDOCK(日本):⽇本で唯⼀のeKYC対応のデジタル⾝分証アプリ「TRUSTDOCK」と本⼈確認APIサービス基盤。改正犯罪収益移転防⽌法をはじめ、割賦販売法、古物営業法、携帯電話不正防⽌利⽤法、出会系サイト規制法など、さまざまな法律に準拠したKYC/本⼈確認を、API経由で24時間365⽇アウトソーシング可能。
「BEST OP PROPTECH 2019」のTRUSTDOCK
「BEST OP PROPTECH 2019」のTRUSTDOCK

【スポンサー特別賞/ARUHI】

  • EQON(日本):不動産売却ユーザーの取引を円滑にするため、PinRichとEGENTというサービスを展開。PinRichで不動産の価格相場を見える化し、EGENTで相場よりも高く売れる優秀な仲介担当者をユーザーに紹介することで、不動産売却ユーザーが高く、早く、手間なく売却できる世界の創造に努める。
「ARUHI賞」のEQON
「ARUHI賞」のEQON

【スポンサー特別賞/GAテクノロジーズ】

  • ビットキー(日本):本人認証と権利移転のプラットフォーム「bitkey platform(ビットキープラットフォーム)」を開発。BEST OP PROPTECH 2019とダブル受賞となった。
「GAテクノロジーズ賞」のビットキー
「GAテクノロジーズ賞」のビットキー

 デジタルベースキャピタル 代表パートナー/PropTech JAPAN Founder 桜井駿氏は「初開催にもかかわらずスポンサーいただいたPropTechをリードする企業の皆様、ピッチ登壇いただいた企業とエントリーいただいた皆様、当日ご参加いただいた多くの皆様と共に、PropTechエコシステムを加速していければ」とコメント。次回は、2020年6月18~19日の2日間開催すると発表した。

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