フィッツプラスは4月13日、健康保険組合向けに提供する特定保健指導を、全てリモートで実施できるリモートパッケージの提供を開始すると発表した。
同社によると、管理栄養士によるパーソナル指導のオンライン化を促進することで、対面面談が困難な状況下でも、必要な特定保健指導の実施をサポートするという。
特定保健指導とは、40歳から74歳までの人を対象にした特定健康診査(特定健診)、いわゆるメタボ健診において、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による予防効果が期待できると判断された人を対象に、管理栄養士などの専門家が生活習慣の見直しをサポートする保健指導。
同社が提供する特定保健指導サービスでは、専属の管理栄養士によるパーソナル指導で食生活改善を促すことで、検査数値の改善を支援。「正しく食べる」をコンセプトに、対象者ひとりひとりの状況に合わせて、リバウンドしにくい正しい食習慣を身に付けることを支援する点が特徴となる。
同サービスのなかでも、初回の面談は指導計画を立てる重要な面談であることから対面が原則とされており、企業の会議室などで実施されるケースが大半を占めているという。
しかし、厚労省が緊急事態宣言の対象地域での直接対面する指導を行わないよう通達したことにより、リモートで完結する特定保健指導の求める声が挙がっていた。そこで、対象者が特定保健指導の初回面談から最終評価終了までをリモートで完結するための通信時のツール、管理栄養士への教育、サポート体制を整備した。
初回面談前にサポートチームが対象者への操作説明を行い、リモートに慣れていない人が安心して面談に臨めるよう支援するほか、初回面談後も対象者の希望に合わせてメール、アプリ、郵送などによる継続支援を行う。
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