新型iPhone SEは4.7インチのスクリーンを搭載すると予想されているが、これは、現状でAppleが採用する最も小さなスクリーンサイズだろう。4インチディスプレイを備えていた初代iPhone SEよりも大きい。iPhone 8と同じように、2020年のiPhone SEもコスト削減のために、有機ELディスプレイではなく液晶ディスプレイを搭載する見通しだ、とNikkei Asian Reviewは2019年9月に報じている。より深い黒色と高コントラストを再現できる有機ELディスプレイは通常、「iPhone XS Max」やiPhone 11 Proなどのハイエンドスマートフォンに搭載される。
小型のスクリーンと共に、Touch IDが新型iPhone SEで復活する可能性もある。うわさによると、新型iPhone SEは、生体認証機能のTouch IDを有効にする物理的なホームボタンを備えるという。顔のスキャンを使用する生体認証機能で、現行のiPhoneモデルに搭載されている「Face ID」の代わりに搭載されることになる。9to5Macが発見した「iOS 14」の流出コードを見ると、新型iPhone SEは「Apple Pay」と、米国内で公共交通機関の乗車料金を自動的に決済する「Express Transit」機能もサポートするようだ。報道によると、そのコードにより、新型iPhone SEはバックグラウンドでNFCタグを読み取ることができることも明らかになったという。「iPhone XR」「iPhone XS」、iPhone 11はすでにその機能を備えている。
新型iPhone SEは、分厚いベゼルとTouch ID指紋スキャナーに至るまで、iPhone 8をベースとしたモデルになる見通しなので、コストを低く抑えるために、背面には1200万画素のカメラが1つのみ搭載される可能性が高い。
2020年のiPhone SEの発表に関するうわさは、予想されていた発表日を前に、目まぐるしく変化している。2020年4月2日に掲載された9to5Macの記事では、新型iPhone SEが早ければ4月3日にも発表される可能性があることをほのめかしていた。ほかのうわさでは、発表日が4月15日、出荷日が4月22日と予想されている。だが、新型コロナウイルスのパンデミックが発生したことで、憶測通り4月中に発表されるかどうかについては、見通しがより不透明になった。
2020年のiPhone SEはまだ発表されていないが、Appleの世界では、次期iPhoneについて語るのに早すぎるということは決してない。2021年か、あるいは早ければこの4月15日にも、若干高価な姉妹モデルが発表されるのではないか、といううわさがすでに流れている。どちらにしても、この姉妹モデルの価格は499ドル(約5万4000円)になりそうだと報じられており、低価格のスマートフォンとして位置付けられるはずだ。MacRumorsがKuo氏の話として報じたところによると、この姉妹モデルの名称は「iPhone SE 2 Plus」になり、5.5インチまたは6.1インチの液晶ディスプレイを搭載する予定だという。電源ボタンに統合された、Touch IDのアップデート版も採用されるようだ。「iPhone 9 Plus」という名称になるとのうわさもある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果