3月中旬に中国本土の直営店の営業を再開し始めたAppleは、同国の新型コロナウイルス感染拡大対策に対する寄付金を、当初の倍以上に増額するという。Reutersは、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏による、中国のソーシャルネットワーク「Weibo」上の投稿を基に、同社の寄付金が5000万元(約7億5000万円)以上になると報じている。
Reutersによると、Appleが最初に寄付した2000万元(約3億円)は、湖北省の6つの医療機関に送られたという。新型コロナウイルスの発生源だった湖北省では、4月1日までに3200人近くの死者が出ている。
Appleは2月、新型コロナウイルスが中国の顧客からの需要と中国国内での生産能力の両方に影響を及ぼしていることから、四半期売上高のガイダンスを達成できないとする見通しを発表した。
Mike Pence米副大統領は3月、200万枚のマスクを寄付するとしたAppleを称賛し、マスクを保有する企業はそれに倣ってほしいと述べた。Cook氏はその後、寄付するマスクの枚数を1000万枚に増やした。
Appleはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」