リンクジャパンとグローバルソリューションズは4月1日、AIで自動的に検針の業務を無人化できる「eMeter(イーメーター)」を、春日那珂川水道企業団に導入すると発表した。既存のメーターのまま検診業務を自動化できる。
春日那珂川水道企業団は、福岡県春日市と那珂川市の水道事業を請け負っており、 2019年6月からeMeterの試験導入を開始。期間中、台風17号と19号に遭遇し、水没と土砂に埋もれる箇所もあったが、無事に検針できたとしている。
eMeterは、メーターを写真撮影してクラウドに転送、AIで数字化できるというもの。電源不要で既設メーターに後付けが可能だ。IoT機器向け通信方式であるNB-IoTを使い、電池駆動の場合、月1回の通信で10年間の使用ができる。
今回の通信にはソフトバンクのNB-IoTを活用。リンクジャパンによると既存のアナログ式水道メーターを交換不要でスマート化するサービスの商用化は国内初としている。
人力検針は、人口減少に伴う人員不足により、今後の対策が必要とされているところ。今後さらなる人口減少に備え、各地への展開が期待されているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス