ソフトバンクと講談社は3月27日、現実世界と仮想世界を融合させて新しい体験を提供するxRライブの普及促進を目指して、協業すると発表した。
両者によると近年、xRライブは、映像技術や通信技術の進歩によって、これまでにないライブ演出や観客とアーティストが双方向にコミュニケーションする体験が可能になっているという。また、アニメキャラクターやバーチャルYouTuberなどが参加するさまざまなイベントが開催されており、人気が高まっている。
講談社は、パートナー企業と連携して、LIVEエンターテインメントコンテンツを日本全国・世界に発信する拠点「Mixalive TOKYO(ミクサライブ東京)」(地下2階、地上9階※1〜3階除く)の開業を予定(開設日未定)。
ソフトバンクは、「Mixalive TOKYO」の全フロアに第5世代移動通信システム(5G)のネットワーク環境を構築し、新たなLIVEエンターテインメントコンテンツの普及促進に向けて協力する。
さらに「Mixalive TOKYO」は、MEC(マルチアクセスエッジコンピューティング)サーバーなどを設置した「5G×IoT Studio」のお台場ラボと接続。「Mixalive TOKYO」を活用する企業に対して、5Gを活用した新たなLIVEエンターテインメントコンテンツの開発や創出を行うためのトライアル環境を提供するという。
また、講談社の作品キャラクターなどのコンテンツと、ソフトバンクの5GネットワークやMECサーバーを活用。アニメキャラクターが観客の声援や呼び掛けにリアルタイムに反応したり、スマートフォンから好きなキャラクターに応援ボタンを押すと、押した数に応じてキャラクターが反応したりするなど、最新技術を生かした次世代のxRライブ体験の提供に向けて、共同で検討を進めていくという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス