中国の自動車メーカーGeely Auto(吉利汽車)は、同社の新車をオンライン購入した顧客に対して、自動車の鍵をドローンで届けるサービスを提供する。新型コロナウイルス対策として、ディーラーの担当者と顧客との接触を避けるためだという。
このサービスは、Geely Autoが自動車オンライン販売サイトのオプションとして開始するもの。購入された自動車には消毒を施し、キャリアカーで顧客の自宅や職場など指定された場所へ運ぶ。そのうえで、鍵をドローンで届ける。
Geely Autoは、オンライン販売サイトを2月に開設。このサイトでは、オプションなどを指定して自動車を注文できるほか、ローンや保険の申し込みも済ませられる。これまでに、1万人強の顧客がオンラインで注文して支払いを済ませたそうだ。
新サービスの紹介ビデオ(出典:Geely Auto/YouTube)
なお、Geely Autoは3億7000万元(約56億8229万円)投じ、ウイルスを寄せ付けない自動車の開発に取り組んでいる。そして、2020年2月終わりに抗菌フィルター搭載車「Geely ICON」を発売した。
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