Microsoftは米国時間3月19日、昨今の「公衆衛生の状況」がもたらす顧客への影響を理由に、「Windows 10 Fall Creators Update」(Windows 10 1709)の一部エディションに対するセキュリティアップデートの提供期間を6カ月間延長すると発表した。
Windows 10 1709のサポートは4月14日に終了する予定だったが、発表によると「Enterprise」「Education」「IoT Enterprise」の各エディションについては10月13日までサポート期間を延長するという。同社は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)自体に言及しているわけではないが、今回の延長の背景にはその感染拡大があると考えられる。
同社はMicrosoft Tech Communityサイトに以下のように記している。
「われわれは公衆衛生の状況を継続的に評価しており、それがわれわれの顧客の多くにもたらす影響を理解している。ITチームが直面している多大な負荷の低減に向け、Windows 10のバージョン1709のEnterpriseとEducation、IoT Enterpriseの各エディションについては予定していたサービス終了時期を、顧客からのフィードバックに基づいて延期することにした。これにより、該当エディションを搭載したデバイスは月次のセキュリティアップデートを5~10月にも受け取る。Windows 10バージョン1709の最終のセキュリティアップデートは、2020年4月14日ではなく、2020年10月13日にリリースされる」
Windows 10バージョン1709の「Home」「Pro」「Pro Education」「Pro Workstations」エディションのサポートは2019年4月に終了している。
Windows 10バージョン1803のEnterpriseとEducationエディションは、2018年4月30日に提供が開始され、現時点では2020年11月10日にサポートが終了する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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