練馬区、児童虐待の早期発見に向けたAI実験を4月から--FRONTEOと共同で

 東京都練馬区とFRONTEOは3月17日、FRONTEOの独自開発AIエンジン「KIBIT」を活用した、児童虐待の早期発見に向けた実証実験を開始すると発表した。期間は、2020年4月から2021年3月まで。

 この実験は、児童虐待(重篤なケース)の早期発見や、早期対応のサポートを目的としたもの。リーガル面を含む監修やアドバイスをTMI総合法律事務所の白石和泰弁護士、阿部洸三弁護士、三輪幸寛弁護士から得て進めるという。

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 練馬区子ども家庭支援センターが児童情報を管理している「児童家庭相談システム」の児童記録内容をKIBITで解析。KIBITは、練馬区子ども家庭支援センターが支援したケースのうち、東京都児童相談センターに一時保護を要請したケースを分析し、重篤化につながりやすい順に高いスコアを出すことで、早期に対応が必要なケースを見極める判断をサポートする。

 FRONTEOでは、東京都児童相談センターの協力を得ながら、練馬区の蓄積された知見にKIBITを活用することで、重篤化する可能性のあるケースを見逃すことなく、早期対応するための迅速な意思決定を支援することを目指すという。

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