新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、Facebookは、マスクの広告などを禁止し、「この公衆衛生上の緊急事態を悪用しようとする人を発見した場合は、当社のポリシーを適宜更新する」とした。Facebookは米国時間3月6日、今後数日のうちにこの措置を開始することを明らかにした。
5日にはeBayが、新型コロナウイルスに関連する問題で、一部の商品の販売を禁止しており、Amazonも先週、マスクや消毒剤などの商品を法外な価格で販売する業者を取り締まるとしていた。
Facebookは、新型コロナウイルスとその感染症「COVID-19」をめぐる状況を注視していくと述べた。
同社は6日の投稿で、マーケットプレイスなどで、医療用マスクを販売する広告などを一時的に禁止すると説明している。「われわれは既に、商品を使用すれば感染が防止できると保証するなど、新型コロナウイルスに関連する健康的または医学的主張を商品説明に表記することを禁止している。当社のチームは、COVID-19の状況を注視しており、この公衆衛生上の緊急事態を悪用しようとする人を発見した場合は、当社のポリシーを適宜更新していく」
6日の投稿では、傘下のInstagramも、新型コロナウイルスをめぐる問題に対応するさまざまな措置を講じていると説明している。Instagramでは、新型コロナウイルスに関する偽情報を削除し、ユーザーが感染関連のハッシュタグをクリックしたときに、米疾病予防管理センター(CDC)、世界保健機構(WHO)、地域の保健当局からのリソースを表示するなどしているという。
Instagramではさらに、「この状況を悪用する広告」の禁止、一部の投稿のファクトチェック機関への送付、一部のハッシュタグのブロックのほか、ユーザーがCOVID-19関連の単語を検索した際に主要な保健機関のアカウントを表示するなどの対応をしているという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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