市場調査会社Counterpoint Researchによると、サムスンの「Galaxy Note 10+ 5G」は2019年に米国で最もよく売れた5Gスマートフォンだったという。Counterpointでは、2019年に米国で販売された5G対応のスマートフォンは200万台未満で、スマートフォン全体の1%と推計している。サムスンが5Gスマートフォン販売台数の74%を占め、LGとOnePlusがそれに続く。
Counterpoint ResearchのディレクターJeff Fieldhack氏は、米国時間3月3日のプレスリリースで「2019年の米国における5Gスマートフォンの販売台数は、いくつかの理由で予想を下回った」と述べた。同氏は主に、5Gのサービスエリアが限定されていることを挙げた。
5Gでは、速度、サービスエリア、移動体通信ネットワークの応答速度を飛躍的に向上させることを約束しているが、現時点でこうした約束はほとんど果たされないままだ。サービスエリアはまばらでごく一部の都市だけにとどまり、対応している機種も限られている。サムスンは、2019年に複数の5Gスマートフォンを発売した数少ない企業の1つだ。
Counterpointは、2020年には5G対応スマートフォンの販売数が大幅に増加すると予測している。5Gのサービスエリアが広がることに加え、Appleが5G対応「iPhone」を発売するとうわさされているためだ。Fieldhack氏は米国全体のスマートフォン販売数に占める5G対応端末の割合について、現在の1%から2020年には25%前後にまで延びると予想していると述べた。
同氏は一方で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大によって、スマートフォン市場全体がマイナスの影響を受ける可能性が高いと指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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