マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究チームは、激しい雨や雪で視界が悪かったり、積雪で路面を確認できなかったりする状況でも自動運転を可能にするため、レーダーで道路に隠された地中の状況を読み取って走る自動運転車を開発した。
霧やほこり、煙、雪、激しい雨などで視界が遮られると、ライダーやカメラで周囲の環境を把握する自動運転車は走行が困難になる。積雪が伴うと路面を確認できず、難易度がさらに高まる。
この課題の解決を目指し、研究チームは地中探査レーダー(GPR)で道路の下にある地中の情報を活用する手法を考案。特に、地中の情報を用いて測位するLGPRというレーダーを自動運転車に搭載し、あらかじめ地中情報から地図を作っておくことで、路面が見えない悪条件下でも自動走行できることを示した。
開発した技術の紹介ビデオ(出典:MIT/YouTube)
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