Alphabetは米国時間3月2日、傘下のムーンショット部門Xが進める新プロジェクト「Tidal」を発表した。その目標は、海洋およびその生物保護機能を持続可能な方法で守ることだと、同プロジェクトのゼネラルマネージャーを務めるNeil Dave氏はブログで述べた。
魚類は、他の動物性タンパク源と比較して二酸化炭素排出量が少なく、なおかつ数十億人の栄養源になっているとDave氏は説明する。Tidalチームは魚養殖業者の意見を仰ぎ、魚の餌の無駄を抑え、病気を早期発見し、化学物質の使用を削減する方法を検討してきた。Dave氏によると、特別な水中カメラと一連の機械知覚ツールを開発することで、人間の目では感知できない魚の行動を検出し解釈することが可能になったという。
同氏はブログで以下のように説明している。「われわれのソフトウェアは、数千匹の魚を個々に経時追跡して監視し、摂食などの魚の行動を観察して記録し、水温や酸素レベルといった環境情報を収集することが可能だ。このような情報をもとに、養殖業者は魚の健康を追跡し、必要な餌の分量といった養殖場の管理に関してより適切な判断を下せるようになる。そのことがコストと汚染の削減につながると期待している」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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