Twitterは新型コロナウイルス感染の懸念を理由に、2020年度の「South by Southwest(SXSW)」カンファレンス&フェスティバルへの参加を取りやめる。同社の広報担当者が米国時間3月2日にこれを認めた。
Twitterからは、最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏が基調講演に登壇するほか、例年を上回る規模のイベントが予定されていた。同社はこれまで、「Twitter House」で講演やイベントを主催してきた。
1987年に始まったSXSWは、音楽、ハイテク、映画、カルチャー、コメディーをテーマとしたカンファレンスや複数のフェスティバルが組み合わされた大規模イベントで、テキサス州オースティンで毎年開催されている。各種報道によると、2019年には105カ国から40万人を超える参加者が訪れたという。
2020年は、3月13日~21日に開催が予定されている。
TwitterにとってSXSWは、同社の歴史における重要なイベントだ。2007年のSXSWで賞を受賞したことが、世界的に注目を集めるきっかけとなった。
SXSW全体の状況としては、本稿掲載時点では例年どおりの開催が予定されている。ウェブサイトの参加者の安全に関するページによると、「SXSWは安全なイベントの実現に向けて、地元、州、連邦機関と日々緊密に連携している。この連携とオースティン公衆衛生局の助言に基づき、SXSW 2020は安全を最優先事項として開催準備が進められている」という。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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