Appleによる「iPhone」生産は第2四半期まで大きく改善されることはないとする、アナリストであるMing-Chi Kuo氏の予測をMacRumorsが報じた。同社のサプライチェーンが、世界中に拡大している新型コロナウイルスの影響を受けているためだという。同氏は以前、Appleは一部の製品リリース計画を遅らせなければならない可能性があると警告していた。
Kuo氏は、Genius Electronic OpticalからのiPhone用カメラレンズの供給が減少しており、大量生産は5月まで再開されない可能性が高いと指摘している。
肺炎のような症状を引き起こす新型コロナウイルス「SARS-CoV-2」は、2019年12月に中国武漢市で発見された。世界中で感染者は9万人以上、死者は3000人以上にのぼっている。
Appleは2月、新型コロナウイルスの影響で四半期売上高ガイダンスを達成できない見込みだと発表した。同社は、中国本土の直営店全42店舗に加え、オフィスやコンタクトセンターを一時閉鎖した。最高経営責任者(CEO)のTim Cook氏は先週、中国は新型コロナウイルスを制御下に置きつつあると自信をもって表明し、Appleが同国の工場を再開したことをFox Businessに対して明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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