LINEは3月2日、同社が運営するライブ配信サービス「LINE LIVE」において、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によりイベントなどを中止・延期した企業やアーティストなどを対象に、イベントのオンライン配信サポートを実施すると発表した。サポートは期間限定となるほか、内容にともない、無料・有料での実施となる。
LINE LIVEは、スマートフォンからでもリアルタイムで動画配信ができるプラットフォームで、単純に情報を伝えるだけでなく、双方向のコミュケーションが可能。サポート内容としては、LINE公式アカウントやLINEグループにおける各サービスと連携したライブ配信への集客サポート、ライブ配信に関する運営サポート、友だち限定配信などの配信機能の提供、ライブ配信に関する運営サポート(ツールのレクチャー、内容のコンサルティングなど)、LINEライバーによる出演・配信協力、ライブ配信スペースの提供や機材のレンタル、LINE LIVE公式アカウントにおける編成枠の提供と多岐にわたる。
厚生労働省が発表した「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」では、多数の人が集まるような全国的なスポーツ、文化イベントなどで大規模な感染リスクがあることから、中止、延期または、規模縮小などの対応を要請。各企業やアーティストは、イベントの中止や延期を相次いで発表する事態となっている。
そのような中、オフラインで予定していたイベントを、無観客ライブなどのオンライン開催に切り替えるケースも増えてきている一方、どうやってライブ配信すればよいのかわからないという相談がLINEに来ているという。このため、イベントのオンライン開催に関するライブ配信サポートを実施することになった。直近では、無観客開催となった「第30回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 SPRING/SUMMER」の全内容を2月29日に配信している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」