Microsoftは「Windows 10」向けの任意の更新プログラムをリリースし、かなり前から存在する検索ボックスの複数のバグなどを修正した。
この更新プログラムは、Windows 10のバージョン1903および1909を対象としており、「Windowsの検索ボックスが正しく表示されない問題を更新」する。
2月、更新プログラムが原因で標準の「Windows Search」機能が利用できなくなり、黒色または灰色の空白のボックスが表示されるようになったとの報告が、Windowsユーザーから寄せられていた。Microsoftは当時、リリースされた修正を適用すれば、システムの再起動後にこのバグが解消するはずだとしていた。
Microsoftは2月の月例パッチでも、ユーザープロファイルが非表示になる問題を引き起こした。1月には、なかなか解決されなかった「ファイルエクスプローラー」の新しい検索ボックスのバグを修正する更新プログラムをリリースした。
これらの問題は、ファイルエクスプローラーで検索ボックスに文字を入力したときにローカルとウェブの検索候補が表示されるようにするため、MicrosoftがWindows Searchを使用していることに起因する。
この更新プログラム「KB4535996」には、音声プラットフォーム、「Windows Mixed Reality」「Active X」、バッテリーのパフォーマンス、Microsoftのアクセシビリティーアプリ「ナレーター」、不要なキーボードレイアウト、プリンター設定、ネットワークプリンターの問題に対応する修正が含まれる。
一部のユーザーは、騒音の多い環境で音声プラットフォームアプリケーションを開こうとすると数分間の遅延が発生する問題に遭遇していた。
Windows Mixed Realityでは、画像の品質が低下する不具合が発生していた。特定のActiveXコンテンツが読み込まれない問題もあった。
ユーザーは、モダンスタンバイモード時にバッテリーのパフォーマンスが向上することにも気づくはずだ。Microsoftは、セッションが30分を超えるとナレーターが動作を停止するバグを修正した。
プリンター設定のユーザーインターフェースも正しく表示されるようになった。また、ネットワークプリンターに印刷するアプリケーションが機能しない問題も修正された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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