Classiは2月28日、国内における新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、学校活動を休止する全国の高等学校のうち、教育プラットフォーム「Classi」を未導入の学校に対し、機能限定版を無償提供すると発表した。
対象校は、一部休止や予定を含む学校活動を休止中の、全国の国立・公立・私立の高等学校(中高一貫校、中等教育学校等を含む)。機能提供期間は3月9日〜4月30日まで、専用URLから申し込む。同社によると、新型コロナウイルス感染拡大後、Classiを導入している学校では、同サービスを活用して、学生・保護者にオンラインで連絡したり、自宅学習用の教材として学習動画を活用しているという。
今回、提供する機能としては、教員・学生・保護者向け「コミュニケーション(校内グループ)機能」、教員向け「コミュニケーション(校外グループ)機能」、学生向けの「EnglishCentral(Classi連携サービス)」と「学習動画機能」、問題コンテンツの配信や生徒の取り組み状況が確認できる「Webテスト」の5つ。
校内グループ向けのコミュニケーション機能では、個別の生徒やクラスごと、校内全体、教職員などのシーンに応じて、双方向でコミュニケーションできる機能。ホームルームでの連絡や職員間の連絡などをオンライン上で共有する。また、校外グループ向けのコミュニケーション機能では、Classi導入校の先生同士のコミュニティの場を用意。他校の先生方との情報交換に利用できる。
学習動画機能では、中学校〜高校の学習範囲まで1000以上の単元をカバーする、約1万2000本の学習動画(国語・数学・英語・理科・地歴・公民など)が視聴可能。EnglishCentralは、最新ニュースを含む1万4000本以上の動画で、リスニングとスピーキング力を育成する英語自習教材。AIを利用した発音改善のための音声解析や、脳科学に従って設計された単語学習システムも搭載されているという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」